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「屋内遊び場 mirocco（みろっこ）」は2025年7月にオープンした、子どもと家族のための施設。東名高速道路 掛川ICから車で約15分、「22世紀の丘公園」の中にある多目的施設「たまり〜な」の中に誕生しました。コンセプトは"365日みんなが集まりたくなる遊び場”。公募で決まったという「みろっこ」の名前には、そのコンセプトが数字の語呂合わせで表現され、ロゴの色にも、掛川を思わせるお茶のグリーンやメロンの黄色が使われています。

「mirocco」を手掛けたのは、空間プロデュースを行う「乃村工藝社」。施設内のベンチや靴箱などには掛川産材・静岡県材を活用したり、ここは元々プールがあった場所ということで、その名残としてプールの手すりをそのまま活かしたりと、掛川らしさを随所で表現。また、地元の子どもたちが描いたというイラストを、施設の壁に採用するなど、"地元のみんなと一緒に創り上げる”ことを大切にしています。

「mirocco」内は大きく分けて4つのエリアがあります。［ぐるぐるのやま］は大きなすべり台のあるエリアで、飛び石を渡ったりネットをくぐったりしながら存分に身体を動かすことができます。［ハイハイのはら］は0〜2歳児向けのエリア。クッションフロアになっており、大人も安心して遊ばせられます。［わくわくベース］はクリエイティブな遊び方ができるエリア。掛川や地元ゆかりの絵本や、木で作られたぬくもりあふれるおもちゃが置いてあり、静かに読み聞かせをする家族もいれば、にぎやかにおままごとを楽しむ子もいるなど、多様な楽しみ方ができます。

この［わくわくベース］で注目なのが、工作のできるスペース［クリエイティブラボ］。「乃村工藝社」が内装なども手掛ける会社とあって、壁紙などの端材や未使用材が多く置かれています。追加費用は不要で、誰でも、いくつでも、好きなものを作ることが可能。形や色などさまざまな素材が集まっており、創造力がかき立てられます。お子さんの面倒をみるはずが、気づけば大人の方が熱中している、なんてことも。作ったものはもちろん持ち帰り可能です。