グルメ・ショップ

白亜の様式灯台で御前崎市のシンボル「御前埼灯台」。最近では人気アニメの舞台にもなったこともあり、多くの観光客・バイカーが訪れるスポットでもあります。「八潮珈琲」はそんな御前埼灯台のすぐ近くにあるカフェ。1973年に開業した「岬の宿 八潮」に併設する形で、オープンしました。出迎えてくれるのは、宿の女将でもあるちどりさん。ちどりさんに会うために訪れるお客さまも少なくありません。

ちどりさんは、長年、地元の中学校で国語教師を勤め、しかも生徒指導担当。ちどりさんにたくさんお世話になったという教え子たちが、今も時々訪れるそうです。ちなみに、今も女将の仕事の傍ら、中学校で講師を続けているとのこと。国語の先生とあって、話がとても上手で引き出しがたくさん。会話上手なちどりさんと話していると、悩みもなくなりそうな気がします。 灯台を目指してバイカーも多く訪れるお店なので、そんな方々とも共通の話題ができればと2年前に中型免許を取得。バイクにもまたがる、さっぱりとしたカッコいい女性です。

ちくわピザ　ハーフサイズ700円　※コーヒーセット1,100円

「ちくわピザは、2023年4月に外国客船が初寄港することになり、それに合わせて外国の方のために何か提供できたらと思ってメニューにしました。ちくわは噛みごたえがあり、私が好きな食べ物の一つ。日本らしい素材と、外国人にも受け入れてもらいやすいピザとの組み合わせがいいかなと、商品開発を依頼。ちくわなら、魚嫌いな子どもも食べやすい食材ですし。当初はちくわベーグルでお願いしましたが、ベーグルとは相性が良くなかったようで、最終的にピザになりました」。 実際、外国客船が訪れたときは、外国人の方はお店の看板ネコであるチャチャ君を見つけて入店してきたとのこと。「ちょっと予想外でしたね」と、ちどりさんは笑います。

コーヒー　550円〜

大人の生プリン　230円

コーヒーに使用している器は、地元の陶芸家・八木麻里子さんのもの。やさしい風合い、滑らかな曲線で、見ているだけでほっとする作品です。作家さんのカップでいただくコーヒーは、また一段とおいしく感じます。店内では、オリジナルのステッカーや、地元のお土産も販売。また、作家さんに無料で棚貸しもしているので、個性豊かな作品に出会えます。

「岬の宿 八潮」1泊2食宿泊コース　11,000円〜

大人向け国語の授業　500円　※コーヒーとおやつ付き