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龍蛇神様が見守る疫病鎮護の神社

静岡県菊川市鎮座 大頭龍神社(だいとうりゅうじゅんじゃ)

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  • JR菊川駅から車で5分。小高い場所にある「大頭龍神社」は、古くから"だいとうりゅうさま"、"ごんげんさま"と呼ばれ、この地域で親しまれている神社。疫病鎮護(えきびょうちんご)・水難除け・厄除け・縁結びのご利益があるとされ、この遠州地方はもちろん、静岡市や三河地方からも参拝に訪れます。その由来は江戸時代、この地方に疫病が蔓延し、御神火(ごじんか)を焚いて祈願したところ、それが治まったことにはじまるとのこと。そこから、治水・疫病鎮護の龍神様のいる神社と信仰されるようになりました。現在も、毎年8月第4日曜日に「お篝祭(おかがりさい)」が行われています。
  • しかし、もとより祀られていたのは蛇神様である、と宮司の白松紀人さんは話します。
    「御祭神は奈良県にある[大神神社(おおみわじんじゃ)]の大物主神(おおものぬしのかみ)。蛇の神様であり、蛇は脱皮することから、生まれ変わり・黄泉(よみ)がえりの象徴といわれます。農業などの産業やお金・縁結びなど、わたしたちの生活を豊かにしてくれる神様として信仰されていました。この大頭龍神社は、蛇と龍、龍蛇神様が守ってくれる場所なのです。
    拝殿の右側には「巳石(みいし)」があり、その石をなで、諸願成就の願いを込めて参拝される方も多いとのことでした。


神前には青銅の大鳥居があります。これは今から200年以上も前に造られており、船でこの地まで運ばれたという、江戸の技術を使った高価なもの。戦争時に公布された「金属類回収令」では、青銅や鉄などといった金属類は、日用品はおろか寺院や神社にあったものまでもが回収されてしまったといいます。この「大頭龍神社」には、大鳥居のほかに青銅製の大きな灯篭と水鉢がありましたが、それは残念ながら回収されてしまったとのこと。それでもこの鳥居だけは奇跡的にその回収を免れ、遠州地方最大級の大きさから、菊川市の指定文化財ともなっています。

  • 参拝者には龍蛇神様の入ったお守りや健康祈願のお守りが人気だそう。また、2024年が辰年ということで、「龍尾神社」「桜ヶ池池宮神社」の龍神様がまつわる神社をはじめ、静岡県西部地方8社を巡拝する催しがスタート。「八重神玉(やえだま)」という神様が宿るといわれる木玉を8つ集め心願成就。各神社にまつわる絵が描かれているということなので、ぜひこの機会に巡ってみてはいかがでしょうか。
  • ■名称
    静岡県菊川市鎮座 大頭龍神社
    ■住所
    菊川市加茂947
    ■TEL
    0537-35-3577
    ■社務所受付時間
    9:00~16:00
    ■休業日
    無休
    ■駐車場
    あり
    ■WEB
    http://www.daitoryu.jp/
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