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掛川の田園風景と農村文化を発信する交流拠点

田園空間博物館 とうもんの里

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掛川市南部に広がる「とうもんの里」は、この地域の豊かな自然と文化を未来へ受け継ぐための情報発信ステーション。“とうもん”とは、一面に広がる田園地帯を表し、この地域で使われてきた“稲面(とうも)”や“田面(たおも)”という言葉に由来しています。掛川市・袋井市・磐田市にまたがるこの地域では古くから稲作が盛んで、静岡県有数の穀倉地帯としても有名。四季折々に変化する美しい田園風景は「ふじのくに美しく品格のある邑(むら)」にも登録されています。


この地域の人々の原風景ともいえる場所を守り、後世に受け継いでいくための施設が、2007年に誕生した「田園空間博物館 とうもんの里」。“博物館”としているのは、南遠州エリア全体を屋根のない博物館として整備し、自然そのものを見て、感じて、体験してもらうため。

  • 館内には、この地域の歴史や現状を学べる展示や資料がたくさん。ここを起点に行われるのが「とうもんの里」最大の魅力ともいえる、多彩な体験プログラムです。毎年およそ100回もの体験講座を開催。内容もバラエティ豊富で、中でも農業体験はお茶摘みや稲刈り、さつまいも掘りなど多岐にわたっています。また、植えて終わり、採って終わりではなく、農作物がどのように育つのか、どのように食べられるのか、生産から加工まで一貫して学べるのもポイント。回によっては、「きな粉が大豆からできているなんて知らなかった」という新鮮な驚きが起こるそうそうで、食育の場としても重要な役割を担っています。
  • その他、地域で採れたものを使った料理教室や、地元の講師を招いた和菓子レッスンなども人気。さらには田んぼへ出て生き物調査をしたり、歴史を学べる自然散策を行ったりと、子どもにとっては遊びながら食や自然への理解を深め、大人にとっては農村の知恵や昔ながらの暮らしにふれられる、貴重な機会となっています。


毎週金・土・日曜に開催しているのが「とうもんの朝採り市」。掛川・袋井・磐田の3市で育った農作物がずらりと並びます。どれも、小規模経営農家が手塩にかけて育てた野菜やフルーツばかり。ちょっとずつ形が異なるのもご愛嬌。比較的リーズナブルな価格で手に入れられるのもうれしいですね。なくなり次第終了なので、お目当てがあれば、初日に向かうのがおすすめです。


地元のお母さんたち手作りの惣菜やお弁当、お茶請け用の和菓子やパンなどが並ぶことも。こちらも数に限りがあるので、見かけた時がチャンス。

  • その他、お茶やお米といった非冷蔵のものは「朝採り市」以外の日にも購入することが可能。掛川市は“さしすせそ”の調味料がすべて揃う町として全国的にも知られており、この地域で造られた醤油や塩、酢などはおみやげとしても好評です。
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