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古き良き風景を次世代につなぐ棚田の名所

せんがまち棚田

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「せんがまち棚田」は菊川市倉沢にある、緑豊かな棚田が広がる名所。JR菊川駅から車で10分ほどとアクセスしやすいところにありながら、その風景はまるで古き良き田舎にタイムスリップしたかのよう。虫や鳥の鳴き声、木々のそよぐ音といった自然のBGMに、心安らぎます。棚田とは山や谷などの傾斜地に作られた水田のことで、平地の田んぼと違い、それぞれの区画の形はさまざま。現在静岡県には、大小合わせてさまざまな棚田が存在するものの、この「せんがまち棚田」のような規模でしっかりと管理された場所はめずらしく、観光や写真撮影、30分ほどの散策コースを楽しむ方が訪れます。駐車場も最寄りの「上倉沢公会堂」の近隣に3か所、棚田が見下ろせるポイントに1か所あり、誰でも無料で駐車できます。

  • この「せんがまち棚田」が開田したのは400年ほど前。この地で暮らす住人が自分たちの米作りを行うため、牧之原台地の湧き水をひいて耕していたといいます。当時面積は10ヘクタール以上あり、田んぼが千枚以上あるという意味で千框(せんがまち)と呼ばれるようになりました。
  • 昭和40年頃には3000枚もの田んぼが広がっていたという「せんがまち棚田」ですが、時代とともにその数は激減。一時は消滅の危機さえあったそうですが、“田んぼが荒れては苦労して守ってきたご先祖に顔向けできない”として立ち上がったのが、地元の茶農家を中心とした有志のメンバー。現在は「NPO法人 せんがまち棚田倶楽部」として法人化し、国や県といった行政のサポート、静岡大学を中心とする学生や地域企業の協力を得ながら、棚田の管理やPRを行っています。特に「静岡大学棚田研究会」には、現在100名を超えるメンバーが在籍しているとのこと。他にも、地元小中学生の授業の一環で田植え体験を行うなど、地域と若者との交流も盛んに行われています。


そんな「せんがまち棚田」では、魅力をさらに知ってもらうためのイベントを開催。中でも「せんがまち あぜ道アート」は年に1回のスペシャルイベントとして大人気。約1000本のろうそくで棚田を灯し、昼間とは異なる幻想的な風景を楽しみます。また、キャンプ上級者がこぞって参加するというのが「せんがまちの棚田CAMP(キャンプ)」。棚田の一部をキャンプサイトとして活用し、大自然の中で1泊するというワイルドな内容です。これらのイベントは毎年ウェブサイトで参加者を募集しているそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 「もっと棚田にかかわってみたい」「活動をサポートしたい」という方におすすめなのが、棚田のオーナー制度。1年ごとの申し込みとなり、1区画3万5000円のオーナー料金で、農作業体験と収穫米15kgが付いてきます。農作業体験は年に7回ほどあり、田植えや草刈り・稲刈りといったお米を育てる上で必要な作業はもちろん、和紅茶作りの体験や山菜採りといった、自然を満喫する回も充実。もちろん、鎌などの農作業に必要な道具も無料貸し出し。イベントに参加できないときは、ボランティアが作業を手伝ってくれるなど、至れり尽くせりの制度です。農薬不使用の米作りは食育に関心のある家族に人気。湧き水による栽培なので、ヒルがいないのもうれしいポイントです。県内のオーナーが多いそうですが、好アクセスのため日帰りで作業をしにくる県外オーナーもいるんだとか。こちらもリピート率80%を誇るそうなので、気になる方はウェブサイトから詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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