黒田家代官屋敷資料館

菊川市
冬
見る

今もなお、黒田家が住まう広大な敷地の代官屋敷で、
歴史の趣を感じる。

黒田家代官屋敷資料館

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東名高速道路菊川ICから車で約15分。旗本本多氏の代官としてこの地を支配した黒田家の代官屋敷があります。国の重要文化財に指定されており、今もなお、黒田家の方が住まう屋敷です。

訪れたら、まず資料館へ足を運びましょう。黒田家の歴史をここで知った上で屋敷を見学すると、より楽しむことができます。こちらでは、黒田家の鎧（よろい）のほか、江戸〜明治初期の道具などが展示されています。なお、展示品は時々入れ替わるそうです。

現在の黒田家の住宅は、江戸時代末期の屋敷が保存されており、母家と長屋門が重要文化財に指定されています。昭和50〜51年に解体修理され、18世紀中頃の建築当初の姿に復元されています。なお、平成5年には、附（つけたり。付属のこと）として、西蔵と濠（ほり）を含めた屋敷全体が追加指定を受けています。一部建て直しもありますが、江戸時代末期の代官邸の構成が比較的変更されずに保存されていることから、景観も含めて貴重な歴史的文化財になっているのです。

長屋門の奥以降は、現在も黒田家の住民の方が暮らしていらっしゃるので、見学の際はその旨を踏まえて訪問しましょう。長屋門は、もともと使用人の居住スペースでもあった場所で、当時の名残を見ることができます。屋敷の奥には梅林があり、例年2/5〜3/5の間のみ、一般公開されます。

最後は遊歩道になっているお堀全体を、一周ぐるりと散策してみてはいかがでしょう。外側から屋敷全体の構造を見てみるのもなかなか面白いものです。

■名称
黒田家代官屋敷資料館
■住所
菊川市下平川862-1
■TEL
0537-73-7270（資料館受付）
0537-73-1137（社会教育課文化振興係「埋蔵文化財センターどきどき」）
■営業時間
10：00〜16：00　※梅祭り期間中9：00〜16：00
■開館日
火～日曜日　※祝祭日翌日、年末年始を除く　※梅祭り期間中は無休
■駐車場
あり
■WEB
https://www.city.kikugawa.shizuoka.jp/shakaikyouiku/kurodake_2.html
■入館料
160円
※中学生以下、市内在住者は無料。中学生以下の方は年齢がわかるもの、市内在住者の方は住所がわかるものを持参