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創建584年。四季と歴史の移ろいを見守る桜ヶ池ほとりの神社。

池宮神社(いけみやじんじゃ)

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「池宮神社」はその大きさ約2万㎡という桜ヶ池のすぐそばにあり、お花見の名所としても知られています。大自然に囲まれた神社とあって、春には桜、冬には渡り鳥など、四季の移ろいを感じられる風景がお出迎え。神社という厳かな雰囲気と自然の雄大な空気感が相まった稀有なスポットとして、県内外から参拝客が訪れます。


創建は社記によると584年ほど。現在の本殿は江戸時代中期に再建されたそうですが、それでもその長い歴史ゆえに、神社本殿は「御前崎市指定有形文化財(建造物)」となっています。また拝殿内に掲げてある、社号を記した「扁額(へんがく)」は、江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜が揮毫(きごう)したもの。慶喜公が桜ヶ池の水を使って墨をすり書したといわれており、こちらも「いま江崎市指定有形文化財(書跡)」に指定されています。ほかにも、歴史にまつわる書紀や掛け軸などが授与所内の資料室に展示しており、時間内であれば誰でも無料で見学することが可能です。


扁額に使用されている金具には徳川家の家紋と、「池宮神社」の宮司・佐倉家の「葉三花三紋」の家紋が見られます。桜がモチーフになっているということで、御朱印にもかわいらしい桜のマークが。ほかにもさまざまな場所にあしらわれていて、みつけるたびに思わずにっこりしてしまいます。


この桜ヶ池には平安時代末期から伝わる龍神伝説というものがあります。比叡山の名僧・皇円阿闍梨(こうえんあじゃり)が、人々の長寿を願うためにこの桜ヶ池に身を沈め、その姿が龍神になったというもの。

  • この龍神供養のために行われるのが、毎年9月の彼岸中日に開催される「お櫃納め(おひつおさめ)」です。2つのお櫃に赤飯を詰め、一方は「池宮神社」へ納め、もう一方は桜ヶ池中央に沈めることで、龍神となった皇円阿闍梨(こうえんあじゃり)の安泰と五穀豊穣を祈ります。赤飯は当時もっとも貴重で高価な品。それを捧げることで龍神への気持ちを表していました。ほかにも節分には「星祭が開催され、夜間桜ヶ池に灯籠を流し、厄祓いをします。
    この2つのお祭りには屋台が出店し、地元の子どもたちなどでにぎやかになるそうですよ。
  • 「池宮神社」禰宜(ねぎ)である佐倉信道さんは「歴史ある神社ということで、地元はもちろん、北海道といった遠方から訪れる方や、神職の方なども参拝にいらっしゃいます。自然環境やお祭りなどの伝統を継承し、これからもみなさんの憩いの場としてあり続けられるようにしたいですね」と話してくれました。
    神社から参道を下り国道150号付近まで来ると、真っ赤な桜ヶ池の大鳥居も。ぜひそちらもチェックしてみてください。
  • ■名称
    池宮神社(いけみやじんじゃ)
    ■住所
    御前崎市佐倉5162
    ■TEL
    0537-86-2309
    ■営業時間
    [授与所]8:30〜17:00
    ■休業日
    無休
    ■駐車場
    あり(50台)
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